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[ 研究テーマ ]

エアープロジェクトは、音楽と映像のインタラクション技術を活用し、以下の3つの研究テーマにそった、研究と開発を行います。以下各テーマにそって、それぞれのテーマの趣旨と、主な研究開発の項目について説明します。



LinkIcon1:サウンド・ヴィジュアライゼイション

LinkIcon2:オーギュメンテッド・リアリティ

LinkIcon3:ライブ・パフォーマンス・インタラクション




Sound Visualization



1:サウンド・ヴィジュアライゼイション

I. 音を可視化する技術を活用した、楽曲の音響的解析、和声的構造解析。
II. 2つの楽曲の類似性を数値化することによる、楽曲の類似性・相違性を定量化。
III. 音を観る技術を応用した、ハンディキャップ・ユーザーへの教育システム開発。


音を可視化する技術は、今後様々な分野への応用が期待されています。AIRプロジェクトでは、楽曲の中に存在する構造や音響的な特性をビジュアライズすることで、楽曲グループ同士の相違性、類似性を視覚的に研究します。メロディー、和音、リズム、サウンドといった要素を、形状、色彩、三次元空間へのプロットといった形に置き換える中で、音楽の中に存在する構造的な特徴を発見します。

また「音を可視化する」技術は、聾唖者などのハンディキャップのあるユーザーへの教育システムへの応用が期待されます。幼児期における発語教育や、発声練習において、利用できるような音声の自動認識ツールを研究開発して、社会福祉に寄与する研究も進めたいと考えています。

[ 音響データの可視化サンプル ]

ピクチャ 2.png



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Augmented Reality



2:オーギュメンテッド・リアリティ

I. 拡張現実技術(Augmented Reality)による、仮想音響空間の創成。
II. 美術館、水族館などの展示空間における、パーソナルサウンド・デザイン。
III. 音楽コンテンツ・ライブラリーの3Dスペース・アーカイブの開発。

通常、オーギュメンテッド・リアリティとは、リアルタイムCGとインターフェースを組み合わせた「映像主体」のものが主流ですが、AIRにおいては、音響によるオーギュメンテッド・リアリティの実現を目指します。
例えば、仮想空間に浮かぶベルをたたくと、そこから音が聞こえるといった、映像空間と、音響空間のシンクロによる、新しい表現技術を研究開発したいと考えています。

こうした技術は、駅や空港といった公共空間における「サウンド標識」としても役立つほかに、博物館、動物園などにおける、新しい空間演出「サウンド・スケープ」としても活用されることが期待されます。公共交通における、電気自動車の「疑似サウンド」や、事故防止のための「警告音」の研究などもふくめて、公共空間における、新しい音響研究ジャンルとして研究を進めたいと考えています。また、音楽ライブラリーをより親しみやすいインターフェースで楽しむために、グーグル・アースのような形での、3Dスペース・アーカイブを開発します。

[ 研究室デモンストレーションより ]

matsutoya.jpg



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Live Performance Interaction

3:ライブ・パフォーマンス・インタラクション


I. オープン・コミュニケーション技術によるライブ・パフォーマンスの解析。
II. モバイル端末を使用した、コンサートにおけるインタラクティブ演出手法の開発。
III. 演奏者のモーション解析による、動作と音響イフェクトを同調させる技術の研究。
IV. Y-MODE NET MAGAZINE のような映像配信サービスの未来的展開の研究。


ライブ・エンターティメント演出において、モバイル端末や無線通信技術を応用した、新しい演出技法開発の可能性について研究を行う。音楽と映像がミックスされた、インタラクティブメディアを使った、新しいパフォーミング・アートの表現手法を追求する。

[ ユーミンプロジェクトの活動から ]

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