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kazuosasaki blog

野蛮な言葉

人間社会のインターネット網。いよいよ、本格的な大容量通信時代となり、またクラウドとモバイルのパワーによって、移動中の人間も結ばれる。人間の個体同士のコミュニケーションや、データ移動が、猛烈な勢いで増大することだろう。人間は戦争という野蛮な行為を行う動物だ。だが、ビジネス上の殺人的なビジネスも同じく野蛮な戦闘だ。

人間が使うインターネットには、野蛮なコミュニケーションが溢れている。人間は、地球上で最も野蛮な言葉を使う生命体として、地球を覆い尽くそうとしているのかもしれない

「ネットビジネス」という名の戦闘行為。「ネットオークション」という名の商取引。果ては「炎上」という名の放火。ネットでは、公的報道機関ですら、その矛先を政治家や有名人に、執拗に向けて離さない。ちょっとした油断からの失言も、ネット上で無限増幅、ターゲットとなった人物に、激しく跳ね返って来る。人間の戦争やケンカには、種のルールとしての歯止めがない。

ネット上でやりとりする言語は、動物たちのように、稚拙だが愛情に満ちた言語が良いのかもしれない。人間は、一刻も早くザトウクジラや象たちの平和的言語について、真剣に学ぶ必要があるのかもしれない。なにか、単語の数の制限された特殊なネット用言語を発明するか?

しかし、言語を使ったコミュニケーションに、社会的制約があってはまずい。それは、言論の自由の精神に反する。制約ではなく、言語的な道徳というものが必要なのだろう。一体それをどこで研究し、どこで教えるべきなのか?