空間演出と呼ばれる分野において、プロジェクターによる映像投影を利用したものは多くが鑑賞するだけでしたが、インタラクティブ性のあるものも登場し始めています。それらは音に反応したり動きに反応したりするのですが、個人個人の動きに反応するものであっても参加している人の間に相互作用を促すものにはなっていません。本作品では、個人が起こすインタラクションが連携して新たな反応が起こるようにしました。これにより、作品を協力して創り上げるというコミュニケーションがその場にいる人達の間に生まれることを目指しています。