GOOD DESIGN EXPO 2009
有明の東京ビッグサイトにおいて、今年もGDEX09 こと、グッドデザイン・エキスポが開催になります。今日はその搬入日。 昨年に引き続き東京工科大学intebroは、会場でのオフィシャル放送局「デザインステーション」を担当し、会期中はライブストリーミングを行います。今年は、ビッグサイト会場(東5〜6)に、fonさんのご協力で全域にフリー無線LANが導入されました。これを最大限にいかして、いくつかのチャレンジ企画を行いたいと考えています。
デザインステーションのコーナー
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[ Eye-Fiレポート ]
Eye-Fiカードをいれた、小型ビデオカメラ(サンヨー製:Xacti-CA9)を5台配備して、会場内を撮影(静止画・動画とりまぜて)します。その映像は、即座に会場内のWiFiを通じて、Eye-Fiサーバーから、デザインステーションのiMacに転送されます。デザインステーションでは、この映像データを即時に再生して、番組を制作します。
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[ DDD ]
左写真は、エキスポに出展中の企業ブースのお客様を、スタジオに招いてのトーク番組「DDD(ドリーム・デザイン・ディスカッション」の収録風景。
当日収録された映像は、スティッカムを通じて、ライブストリーミング配信されるほか、その後はアーカイブ映像として、GDEX09サイトおよび、intebroサイトからオンデマンド配信されます。下の写真は、GDEX09サイトのアーカイブメニューになります。このように「撮影」→「ライブ配信」→「ブログで紹介 / Twitterでつぶやき」→「オンデマンド配信」→といった映像配信のサイクルで広がっていきます。
昨年のグッドデザインでも活動に比べて、格段に映像配信作業の効率が上がりました。それは、会場に無線LAN(今年はfonさんによるフリー無線)が配備されたこともありますが、Youtubeだけでなく、様々な映像配信サービスの選択肢が広がり、スティッカムさんの協力を得られたことが大きいと思います。
大きな放送局のような映像伝送のインフラが無くとも、公共映像サービスを市民レベルでおこなう可能性が、広まっています。こうなると、学生放送局intebroも、配信インフラで売る放送局ではなく、放送コンテンツの内容で勝負する方向への転換が必要かと思います。
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[ ズームイン・スティッカム ]
スティッカムさんの全面協力のもと、会期中は特別に、太い映像回線をご用意いただきました。これを活用して、会場内での「映像生中継」に挑戦します。intebro初体験の、無線Live中継となります。本日実験したところ、映像転送のスピードも速く、ほぼリアルタイムでの中継が可能となりそうです。
スティッカムの ライブストリーミング機能を使って、スタジオと展示会場を生中継でつないで、番組を制作しました。会場の無線LAN環境が、比較的快調なので、映像と音声のタイムラグも少なく、ほぼ生中継の状態で収録することが出来ました。
今年のグッドデザインにおける、インテブロの活動のキーワードは「編集しない!=Edit-less」と言うことかと思います。撮影後に、映像素材を取り込んだり、編集したりしている時間が無くなった分だけ、作業に余裕が出たのと、放送までのタイムラグが格段に減りました。また「編集」→「素材出し」→「収録」→「編集」→「配信」といった段取りが減った分、放送に「即応性」「即時性」がもたらされました。
このへんの効率性は、昨年も参加した三年生のみなさんしか分からないかもしれません。一年生のみなさんにも、こうした「新しい技術を導入すること」でシステムを見直すと、「放送するコンテンツ」までが変化するということを感じ取っていただければと思いますー。(≧▽≦)ゞ